中の町の中

いよいよこの記事をアップする時が来てしまいました。

中の町に居を構えて今日で丸９周年を迎えたwaiwaiモッズ、
ついに新たな旅立ちを迎える時が来ました。

waiwaiモッズは町子の兄・正の店ですが
オリオンビール博物館とも称される特色あるお店です。

waiwaiモッズは兄が心血を注ぎ作り上げた店でもありますが
それだけではなく、この店のカウンターで隣近所の店のマスターが話し合い
そして町子も加わり、中の町応援隊が誕生した場所でもあります。

わずか１０数人の小さなグループではありましたが
みんな揃って中の町を活性化させる夢を見て
一緒に怒涛の如く走りぬけてきた数年間でもありました。
しかしながら４年前から兄・正は心臓の病を患い思うように動けなくなり
中の町応援隊もその時期から活動は停止してしまいました。

今兄は体調に細心の注意を払いながら過ごす日々です。

実はこの４月には本当に危ない状態に陥り
余命２時間を宣告され、深夜からたくさんの人々を
病院の枕元に呼んでしまったこともありました。

みんなの「喜屋武さん、死ぬな！」の懸命な呼び掛けに応えるかのように
兄は奇跡的に一命をとりとめました。
あれから半年、兄は信じられないような回復を見せ
今は短時間ではありますが店のカウンターに立てるまでになっています。
本当に兄は周りの人に生かされている人なんだということを感じました。
あの時兄を呼びとめてくださった皆様に
兄になりかわりこの場を借りてお礼を申し上げさせていただきます。

しかし兄が無理をしてはいけない状態であることには変わりはなく
今日で丸９周年を迎え明日から１０年目に突入することもあり
一つ、仕事をなし遂げたとの気持ちを持って兄は店を卒業することを決意しました。

兄・正が１０年間この町で頑張ったことが形として残ったwaiwaiモッズは
店名も内装もそのままに従業員のつばさちゃんが引き継ぐこととなりました。

つばさちゃんは４年前に兄が倒れた時に
兄が帰ってくるまでの短期間のバイトとして入ってきてくれた子です。
でもこの４年間、兄は入退院を繰り返し、結果振り返ってみれば
ずーっとwaiwaiモッズを支えてくれていたのはつばさちゃんでした。

頑張ってくれたつばさちゃんにならこのお店をあげてもいい。
それ以外の人に譲ったり売ったりするくらいなら潔く店を閉めたい。
その気持ちは兄も町子も一緒でした。

つばさちゃんは兄と町子の申し出を受け入れ、
店を受け継ぐことを了承、そしてこう言いました。
「お店の名前と内装をそのまま引き継ぎたいんです」

新年1月1日より、つばさちゃんがオーナーとなり
兄がカウンターに立つことは年内いっぱいですが
兄が作り上げた「waiwaiモッズ」はずっと中の町に残ります。

本当にありがたい話です。
これからも変わらずこの店がみんなに愛される店で有り続けることを
ただただ願うばかりです。


さぁ、waiwaiモッズの新たな旅立ちです。

waiwaiモッズの９周年、正の卒業祝い、
そして新オーナーつばさちゃんの就任を祝うため
waiwaiモッズは１２月１９日にトリプルのお祝いイベントを行います！

そしてその場で兄は卒業するお礼を
お世話になった皆様に自らの言葉で伝える予定です。
どうか多くの皆様に足をお運びいただきたいと思います。


　トリプルのお祝い♪　waiwaiモッズ
～祝・９周年　祝・卒業（正）　祝・就任（翼）～

■日時：12月19日（水）　19：00～午前5時
■会費：2000円（飲み放題・食べ放題・カラオケ歌いたい放題）
※正は19：00～24：00まで参加
　あいさつの時間：21：00、24：00