あらためて沖縄戦と基地を問う
いつもはおちゃらけている町子ですが
たまには真面目なお話を。
9月7日は
このブログでも何度も紹介してきましたが
「沖縄市民平和の日」です。
市では独自に「沖縄市民平和の日」を定めております。
その由来は次の通りです。
「1945年9月7日、旧越来村森根(現在の沖縄市嘉手納空軍基地内)で
米軍と南西諸島の日本軍守備軍との間で降伏調印式がおこなわれ
公式に沖縄戦が終結した。
沖縄市では沖縄戦終結の9月7日を「沖縄市民平和の日」とし、
8月1日〜9月7日までを「平和月間」と定めている。」
(市HPより引用)
戦争を体験していない世代が大半を占めるようになった現在
戦争を語り継いでいくことは本当に難しくなってきました。
実際に戦争を体験された方々の生の言葉を聞く機会は
もはやそう長い時間が残されているわけではありません。
今回、市では市民平和月間を締めくくる記念行事として
大田昌秀元知事を招き講演会を開きます。
大田氏は1925年生まれ。
鉄血勤皇隊として沖縄戦に参加した経験を持ちます。
1990年から大田氏は県知事を2期勤めました。
その間にも沖縄では基地に関連した事件・事故が多発しました。
10月21日、あの県民大会で大田知事が
被害少女へ向けて語った謝罪の言葉は、
今も胸に深く突き刺さっています。
今回、自らが沖縄戦を体験し、沖縄の現実と闘い続けた大田氏が
復帰40年を振り返り、「あらためて沖縄戦と基地を問う」
というタイトルで講演します。
外交問題が何かときな臭い今だからこそ
沖縄に生きる私たちは真正面から沖縄の現実をみつめ
あらためて世界の中の沖縄、日本の中の沖縄、
沖縄戦とは何だったのか、基地とは何なのかを
考えていくべき時ではないのかと思います。
このブログをお読みの皆様、
私達の生まれるほんの少し前、
実際にこの地で起きてしまったこと
それがこの地にもたらしたことについて
大田氏の言葉に耳を傾けながら
あらためて見つめ直してみませんか。
■沖縄市民平和の日記念行事■
大田昌秀講演会
「復帰40年 あらためて沖縄戦と基地を問う」
日時:2012年9月7日(金) 開場:18:00 開演18:30〜
場所:沖縄市民小劇場あしびなー(コリンザ3F)
入場無料(要入場整理券)
※平和・男女共同課、沖縄市男女共同参画センターにて配布
主催:沖縄市
問合せ:沖縄市平和男女共同課 TEL939-1212(内線2218)
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